「つながり体操」ほぐす

友人)腰から動くようにしているが、すぐに手足だけで動いてしまうね。

私)そうだよね。その習慣がついていて、なかなか治らない。それがストレスになっているのに。でも、もう少し続行けてみて。だんだん習慣が変わってきて、その良さを感じるようになるよ。

友人)この前、揉(も)むというような会話があったが、「つながり体操」は「なでる」だけではないのか?

私)そうだね。最初はひたすら、なでてもらったほうがいい。なでている間に体というものがいままでに考えていたものより、はるかに、はるかに優れた製造物だと体感する。それを十分味わったあとに、「ほぐす」ことも覚えてもらえばいい。

友人)揉(も)むではなく、「ほぐす」なのか?

私)そうだ。「もむ」というと、つい力が入る。

友人)力がはいってはいけないのか。

私)力が入っても効果がないわけではない。しかし、力を入れないと格段の効果が出る。だから、つい、力が入ってしまうことをさけるために、「ほぐす」という表現を使うことにした。「ほぐす」という表現を使えば力が入らないかというと、そうともいいきれないよね。だから力を入れないという意識が必要だ。

友人)ちょっと、やって見せてくれないか。

私)たとえば、左手首でやってみようか。左手首に右手中指を中心に3本の指をのせて、ごく小さく前後するような気持ちで、1、2、3・2、2、3・3、2、3.・・・30,2、3.。

友人)1、2、3・2、2、3・3、2、3。

私)違うよ。力が入りすぎだよ。中指は載せるだけ。中指を中心に2本または3本の指を使うことが多い。手首の方の腕を動かす。1、2、3・2、2、3・3、2、3.・・・30,2、3。30回やってみよう。

友人)ええ、こうか? 1、2、3・2、2、3・3、2、3.・・・30,2、3。え、こんなで効果があるとは思えないな。

私)それでいい。1分間で100回くらいも、やってみたらはっきりその効果が分かるよ。もう70回してみようか。

友人)左手がだるくなってきたよ。

私)そう、左手の手首のストレスがとれて、左手に血液がたっぷり行き渡ったのだろう。治療している右手の指は全く疲れていないだろう?

友人)うそみたい。たったこれだけで?

私)そう、たったそれだけ。でも、そのうちに、いつの間にか、力が入ってくるから気をつけて。これを体全体に行えばいい。凝っていないところは5回でもいい。凝ったところは、つい、力がはいってしまいがちだから気を付けて。

だるくなった左手の方は、手の甲の骨と骨との間を手首から指のほうに少しずつ、ずらしながら、5回ずつくらいやっておけば、手も軽くなるよ。

指のかわりに手のひらで包むようにしてもいい。

 

 

 

 

「つながり体操」腰から動く

私)前回は、腰で環境を受け止める話をしたが、今回は、腰から動き出す話だ。動くというと、手や足を意識するが、手や足も腰とつながっている。そして、脳ともつながっていて意識、無意識の状態で動く。これはわかってくれるかな?

友人)体の全ての筋肉が、意識、無意識の両方の状態で動くというのはわかるよ。内臓の筋肉などは無意識で動いているからな。

私)意識して動かす場合は、まず、腰を意識して動かすようにする。手や足を動かすときは、腰も一緒に動かす意識だ。このことで、手足や腰の筋肉の負担が軽減される。手足と腰がつながっているからだと思う。やってみるしかない。やればわかる。

友人)そうだな、やってみよう。

私)それを体験してくれたら、君には、もう少し、伝えておきたいことがあるんだ。

友人)なんだかじらされているような感じだ。今じゃだめなのか。

私)いまでも、説明はできるが、腰から動く体験をしてもらったら、すんなり理解してもらえる。「つながり体操」のすごいところなので、頭ではなく、ぜひ体感で受け取ってほしい。