つながり体操(上級)・トレガー(トレガーアプローチ)

友人S)君が教えてくれた「つながり体操」を続けてきたが、おかげさんで、最近はかなり元気になっている。ところで、いまやっているのは「中級」ということだが、「上級」というのはどんなものなんだ?

私)そうだね。君はもう「上級」にチャレンジできるだろう。自分の体の理解がある程度できるようになって、「つながり体操」(中級)でエネルギーが体に満たされてくると、「上級」の説明が理解できる。

まず、大の字になって寝転んでみよう。

友人S)これでいいのか。脚はどのくらい広げればいい?

私)無理のない程度で始めよう。左脚をゆっくり左右に回そう。はじめは少しの回転でいい。そのうちだんだんと大きくしていく。ゆっくりだよ。動かしながら、内部の変化をじっくり味わう。

与謝野蕪村の俳句に「春の海ひねもすのたりのたりかな」というのがあるが、あの気持ちだ。春の砂浜に一日中、波が「寄せては引いて」を繰り返す。そのゆったりとした気持ちでやるのだ。

それを、左脚、右脚、左腕、右腕で繰り返す。

次に、鼻の横を「筋膜体操」をしてみよう。左右ともに。これは呼吸を楽にするためだ。さらに、腰骨の内側をマッサージ体操する。これも、深い呼吸がやりやすくなるようにするためだ。

友人S)体があったかくなってきたよ。血行が全身に巡りだした。気持ちがゆったりしている。

私)やっぱり、君は「つながり体操の中級」で体の意識が十分できるようになっている。「上級」はけっして難しいものではないんだが、体の深い意識ができていないものには、もう一つ分からないだろう。

次に、肩を回してみよう。横向きになって。

友人S)どちら向き?

私)どちらでもいい。やりたい方からやろう。同じく、始めは小さく。段々と大きくしていく。ゆっくりだよ。

友人S)何回くらいやればいい。

私)何回でもいい。ただ、最初は回数を多くした方がいい。ゆっくりだよ。

友人S)なんだか、君に長い時間つきあわせるようで悪い気がする。

私)心配するな。蕪村の句のように1日中つきあうことはない。それに、今日1回で全部教えるわけでもない。

ようし。それでは次は、頭を左右に動かす。横向きになろう。どちらからでもいい。始めは小さく、だんだん大きく。ゆっくりだよ。ストレッチを何回にも分けて行うことで負担なく可動域が広がると思えばいい。のんびりと、こんな簡単なことを繰り返して1日過ごそうと、そんな気持ちで行うのだ。

友人S)僕もこの後、約束があるんだが、時間は大丈夫かな。

私)心配いらんよ。1時間もあれば、かなりの部分まで教えられる。だけど、今日はイメージができればいい。この効果は奥深く響いて、体の奥底からリラックスできるよ。

私は、これと同じ効果を持つ、「トレガー」あるいは、「トレガーアプローチ」というんだが、それを過去に受ける機会があったんだ。「こんな効果はほかのどんな治療法でもないだろう」と感動したら「トレガーは治療ではない」といわれたのだが、確かに体のどこかの部分の不都合を治すというものではない。私の「上級」も同じことだ。「つながり体操」自体が治療ではなく、体操だ。

「トレガー」は、1回2時間で2万円が相場だが、「つながり体操」(上級)は、自分でするから無料だ。というか、自分でやらなければ、ここまでの効果はない。

友人S)すごい高いんだ。そんなにおカネをかけられないね。「つながり体操」(上級)がいいよ。

私)そうだね。それでは、腰の体操2つ、「腰ゆらゆら」と「腰回し」を今日の最後にしよう。

まず、両足の膝を立てて、両手は後頭部の下に重ねる。その状態で腰を左右にゆらゆらと動かす。腰の内側の動きを十分に楽しんだ後、膝が地面につくまで左右に倒す体操をする。最後は、足を使って、腰を小さく回す。腰の内部の動きを十分に味わいながら左周り、右回りともに行う。

本日はここまで。

友人S)立ち上がっても、体が地面に張り付いて放心状態だよ。運転大丈夫かな。

私)大丈夫だけど、3回手をたたいておこうか。

 

 

 

 

 

 

「手当て体操」「手かざし体操」

私)「手当体操」,「手かざし体操」というのは、「つながり体操」の一つで、「マッサージ体操」のように、なでるのではなく、手を当てるだけのものなんだ。もっとも奥に働きかけるものと認識していたのだが、それだけでなく、脳にも強く働きかけることが、今朝の体験で分かった。

友人K)「マッサージ体操」も、深いところに働きかけるものではなかったのか。

私)「手当体操」,「手かざし体操」は、「マッサージ体操」よりもさらに深いところに働きかける。初心者には「マッサージ体操」は、通常のマッサージのイメージで行ってもらっているのだが、中級者には肌の表面を意識して、肌を抑えないようにしてもらっている。これはいきなりでは難しすぎるからだ。初心者でも、子供や恋人を撫でる感じだといえば理解できる人もある。

しかし、「手当体操」というのは、痛いところに手を当てて行う「手当」のような肌に対する圧はない。「筋膜リリース体操」体操と体を動かす範囲はほぼ同じだが、「筋膜リリース体操」との違いは、圧の違いだ。

「手かざし体操」というのは、肌から完全に離れている。

「手当体操」の撫でるのとの微妙な違いは慣れてこないと分からないだろう。表現する言葉がない。とりあえず、「手当体操」と呼んでおく。

友人K)え、よく分からない。

私)それでいい。「軽く触れている」という感じだと思っていてくれ。

友人K)いま、初めて聞いたのだが、「手かざし体操」って?

私)「手かざし体操」は、「オーラ体操」とも呼んで、肌には触れず、オーラに働きかけるものだ。こちらの方がやりやすい。いずれも、体操という名がついて、手ではなく体の方を動かすイメージで行う。主に腰の前後左右に手かざしして体を動かすのだが、格段の力で頭脳を刺激する。