会長ブログ | 大阪府八尾市の美家古

日別アーカイブ: 2017年8月17日

法華経5(乃木将軍・源義経・楠正成)

恩地研究会の浅井さんが持ってきてくれた本を読んでいると、気になる箇所がありました。『嗚呼乃木将軍』(杉謙二編)です。

「時勢(じせい)という関係もあろうが、兎も角(ともかく)も、予(よ)の少年時代には、生命を左程(さほど)重く置かぬことが、一般に於(お)ける當時(とうじ)の家庭教育の方針とでも謂(い)える。さればその反面に於(お)いては、死と云(い)うことは、一種の名誉のように心得て居(い)た。」乃木将軍の少年時代、明治維新の頃のことです。

乃木将軍夫妻は明治天のが崩御されると、夫婦で殉死されました。表現を変えれば自殺です。わずか100年あまり前でも武士の末裔はこのような考え方だったのですね。乃木将軍の名前はよく親から聞かされていました。日露戦争で活躍された方ですが、一般兵士の戦死と息子の戦死を差別しなかったそうです。全体を見る目ができていたのですね。

私は、これを読んで、源義経を思い出しました。鞍馬山で仏教の教育を受けながら、「自分は地獄に落ちてもいいから平氏を倒す」といっています。

楠木正成も弟と共に、、「何度生まれ変わっても天皇をお守りしよう。」といって地獄行を厭わずに自殺(このような表現を使ってごめんなさい)しました。

仏教の教育を受けた人達なのに。まだ日本人のどこかに、残っているこのような姿勢、考え方は法華経の教えに反するのでしょうか。いいえ、一見、自分を大切にしなければいけないのにと思われますが、彼らの天皇に対する奉仕の心がそれほど強いものであったことを評価する人も少なくありません。

野木将軍の殉死